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設立にあたって 役員 会則倫理委員会
「日本生殖再生医学会」設立趣意書 右バー
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―「日本生殖医療エンジニアリング研究会」から「日本生殖再生医学会」への発展的移行についてー

 
 不妊治療体系としてすでに確立した生殖補助医療技術は、不妊治療の最終手段として不妊夫婦に福音をもたらしただけでなく、一定の社会医学的意味をもつ生命科学の医療技術となったことは申すまでもありません。同時にこの治療法の対象にならない絶対不妊の患者がいることもまた厳然たる事実であります。そこで、平成17(2005)年1月、絶対不妊の治療法の開発を目的として、同志が相集い「日本生殖医療エンジニアリング研究会」を創設し、2回の学術集会を開催して参りました。

 ご承知の通り、ARTの発展を支えてきたのは、実験生殖生物学とヒト体外受精学であります。ヒト体外受精学がそれぞれの亜領域で目まぐるしい発展を遂げる一方で、クローン生物学はもちろん、過去2年間の胚性幹細胞生物学あるいは生殖幹細胞生物学は目覚しい勢いで進歩し、我々の目指す目標に関連した未知の新しい知見がもたらされつつあります。特に再生医学分野の研究が拍車をかけていることは明白で、生殖細胞の再生を目的とした生命科学技術の開発という目的意識を一層鮮明に打ち出す時期に来ているとの認識が必要であります。

 そこで、これまでの「日本生殖医療エンジニアリング研究会」の名称、構成並びに内容を根本的に見直し、斯界の学術の進歩に対応できる体制に刷新したいと考えるに到りました。名称については、標記のように「日本生殖再生医学会(Japan Society for Reproductive Regeneration)」として生殖細胞をはじめ生殖機能に関わる細胞の再生を目標として掲げました。今後の運営は,学会としての運営機構に則った組織と致し、臨床系の先生方にもご参加をお願いいたしたく存じます。

 私たちの目指す生殖再生医学では、新しい生命の誕生に関係する生命科学分野でありますので、研究にしろ、臨床応用にしろ、殊のほか生命倫理に万全を期すことが要請されると思います。新しい生命技術の開発には倫理の裏付が必至であることに常に思いを致し、究極的には絶対不妊の患者の悩みに応えられるよう科学的努力を重ねて参りたいと考えています。

 どうか私たちの趣旨にご理解とご支援をお願い致します。


2007年4月

設立準備委員会一同  代表  森 崇英

   
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